z/OSMFの前提ソフトウェアとして、z/OS V2R3、V2R4、V2R5とも、下記のJavaレベルが必要となります。
- IBM 64-bit SDK for z/OS, Java Technology Edition, V8 SR4 FP10 (5655-DGH) ※「64-bit版」が必要
また、PSI形式(Portable Software Instance)で提供される「z/OSMF ServerPac」を導入する際も、ドライバー・システムの稼働前提は、上記のJavaレベルとなります。
※「64-bit Java SDK 8.0」のサービス・レベルは、2022年9月現在、「SR7 FP15」(APAR PH48852)が最新
【考慮事項】
■2021年11月に発表された「IBM Semeru Runtime Certified Edition for z/OS, 11.0 (5655-DGJ)」の稼働前提は、z/OS V2R4以降となりますが、現時点、z/OSMFによるサポートはありません。
■次のようなマニュアルを参照すると、z/OSMFのJavaサポート・レベルとして、「V8が必要最低レベル」、「V8以降」という紛らわしい記述があるため、「V11」も利用可能という誤解が発生しやすいので注意が必要です。
※z/OS Management Facility Configuration Guide (SC27-8419-30)
※z/OS 2.5 Planning for Installation (GA32-0890-50)
■「IBM 64-bit SDK for z/OS, Java Technology Edition, V8 (5655-DGH)」の代わりに、「IBM Semeru Runtime Certified Edition for z/OS, 11.0 (5655-DGJ)」を導入したz/OS環境では、「IZUSVR1」の開始時に次のようなエラー・メッセージ出力を伴い、z/OSMFが起動できません。
(z/OS V2R5の事例)
IZUG350I: The z/OSMF server on this system will attempt to connect to the named angel IZUANG1.
CWWKB0234E JAVA_HOME location /usr/lpp/java/J8.0_64 does not exist
CWWKB0210E Failed to resolve JAVA_HOME
※2022年10月現在、z/OS V2R5 ServerPacのオーダー・メニューは、上記の「5655-DGJ」、「5655-DGH」を共に選択肢として含みます
【Java 8のEOS関連情報】
■「IBM 31-bit SDK for z/OS, Java Technology Edition, V8 (5655-DGG)」、「IBM 64-bit SDK for z/OS, Java Technology Edition, V8 (5655-DGH)」は、2026年9月30日でプログラム・サービスを終了するバージョンとして、2022年8月2日付けで発表されました。
以上