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#066【z/OS V2R3/V2R4/V2R5変更点】 DFSMSrmm PARMLIB(EDGDEFxx)メンバーにおける「構文エラー」発生時の挙動変更

  

z/OS V2R3 DFSMSrmmでは、PARMLIB(EDGDEFxx)メンバーにてRETENTIONパラメータを指定する「Default Table」新機能が提供され、従来の「EDGUX100」 exitの代替として利用可能です。
※「EDGDEFxx」メンバーのサフィックスは、PARMLIB(EDGRMMxx)メンバーの「OPTION DEFTABLE(xx)」コマンドにて指定 (省略時値: なし)
※「Default Table」をロードした際のメッセージ出力例
EDG0211I DFSMSrmm DEFAULTS TABLE LOADED FROM MEMBER EDGDEF00 IN SYS1.PARMLIB

【機能変更点】
■対象: z/OS V2R3、V2R4、V2R5
■DFSMSrmm APAR OA62743 (PTF: 2022/04 CLOSE)
■DFSMSrmm初期設定中に、PARMLIB(EDGDEFxx)メンバー指定の「Default Table」にて構文エラー(EDG0209E)を検知した場合、WTORメッセージ EDG0215Dが新規出力され、「Y」または「N」を応答する必要があります。
※従来は、WTORメッセージが出力されず、「Default Table」なしで初期設定を継続
■変更前の挙動

■変更後の挙動 (EDG0215D、EDG0107Aは、いずれも既存のWTORメッセージ)

【考慮事項】
■DFSMSrmm APAR OA62743のPTF適用後、PARMLIB(EDGDEFxx)メンバーの構文エラー発生に伴い、「Default Table」なしでDFSMSrmmの初期設定が行われた場合(WTORメッセージ EDG0215Dへの「Y」応答時)、稼働レベルに応じて次のようなメッセージ変更が発生します。
※z/OS V2R4、V2R5の場合: 出力メッセージ変更 (EDG0246W → EDG0246I)
※z/OS V2R3の場合: 新規メッセージ出力 (EDG0246I)


以上