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#045【z/OS V2R5変更点】 「トランスポート・ユーティリティー」(IEWTPORT)のサポート終了
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従来、
「プログラム管理バインダー(Binder)」が提供する「トランスポート・ユーティリティー」(IEWTPORT)
を利用することで、PDSEデータセット内の「プログラム・オブジェクト」から順次形式の「移動可能プログラム・ファイル」(実行不可)への変換、あるいは、PDSEデータセットに対する「プログラム・オブジェクト」再作成を行うことが可能です。
【「IEWTPORT」ユーティリティーの主な制約事項】
■
「IEWTPORT」ユーティリティー(SYS1.LINKLIBデータセット提供)には次のような様々な制約が存在し、以前から利用を推奨するものではありません。また、将来的には機能廃止される可能性がある旨、マニュアルにも記載されています。
①「プログラム・オブジェクト」専用 ・・・ 「ロード・モジュール」を入力にした場合は「CC16」でエラー終了
IEW3031T SYSUT1 IS NEITHER A SEQUENTIAL DATASET OR A PDSE PROGRAM OBJECT LIBRARY.
②複数メンバー(プログラム・オブジェクト)は指定不可 ・・・ 処理対象は、PDSEデータセット内の全メンバー(プログラム・オブジェクト)、あるいはメンバー単位
※複数メンバーをまとめて処理したい場合は、それらを別のPDSEデータセットに一旦コピーした上で、丸ごと処理
③「プログラム・オブジェクト」の「PO4」形式(z/OS V1R3レベル)以降は非サポート
【開発意向表明の発表】
■
2020年06月16日付けの開発意向表明
で、
「トランスポート・ユーティリティー」(IEWTPORT)の提供は、z/OS V2R4が最終リリース
となる発表がありました。
【z/OS V2R5の変更点】
■z/OS V2R5では、
z/OS V2R4まで提供されていた「トランスポート・ユーティリティー」(IEWTPORT)が削除
されました。
※「PGM=IEWTPORT」実行時は、該当モジュール不在のため「ABEND806-04」発生
【対応策】
■
「トランスポート・ユーティリティー」(IEWTPORT)の代替機能としては、IEBCOPYユーティリティ― の利用が推奨
です。
以上
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