従来、RACFコマンドの構文、解説を確認する際、TSO/E HELPコマンドの利用が可能です。※z/OS V2R4環境で、「TSO HELP ADDUSER SYNTAX」コマンド実行時の表示例(先頭画面のみ)
これに対し、「RACFのTSO/E HELPコマンド・サポートは、z/OS V2R4が最終リリースとなる」旨、開発意向表明(2020/09/22付)にて発表されました。【z/OS V2R5の変更点】■z/OS V2R5では、TSO/E HELPコマンドによる、RACFコマンドの構文、解説の確認が不可となりました。※RACF関連のコマンド群が「SYS1.HELP」データセットから削除■冒頭のような「TSO HELP ADDUSER SYNTAX」コマンドを実行した場合、次のようなエラー・メッセージが出力されます。
IKJ56802I HELP NOT AVAILABLE+
IKJ56802I COMMAND ADDUSER NOT FOUND, FOR MORE HELP ENTER HELP
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【対応策】■代替としては「Security Server RACF Command Language Reference」マニュアルの参照が必要となります。
以上