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#039【z/OS V2R3変更点】SDSF 「ISFPRMxx」メンバー探索方法の変更に伴う影響(z/OS V2R4での機能改善あり)

  
z/OS V2R3 SDSFでは、対象の「ISFPRMxx」メンバー(省略時解釈: ISFPRM00)を探索する際、「IEFPRMLB」サービスを利用して「Logical PARMLIB」連結をアクセスするように変わりました。(SDSFプロシージャー上に「SDSFPARM DD」ステートメント指定がない場合)

【考慮事項(z/OS V2R3 SDSF)】
  • 従来、「Logical PARMLIB」連結にアクセスして対象のPARMLIBメンバーを探索する(読み込む)際、OS提供の「IEFPRMLB」サービスを利用しますが、z/OS V2R3までの「IEFPRMLB」サービスでは、対象メンバーが見つかった「PARMLIB」データセット名を入手できないという制約があります
  • このため、「IEFPRMLB」サービスを利用する「z/OS V2R3 SDSF」では、①SDSF初期設定時の出力メッセージ ISF739I、②「F SDSF,D」コマンドの実行結果(メッセージ ISF312I)に含まれる「Parms」において、対象メンバーの存在する「PARMLIB」データセット名が表示されなくなりました
【機能改善(z/OS V2R4 SDSF)】
  • z/OS V2R4では、OS提供の「IEFPRMLB」サービスが機能拡張され、新しく提供された「RDSINFO」パラメータを指定することで、対象メンバーの見つかった「PARMLIB」データセット名が入手可能となりました。
  • この恩恵を受け、z/OS V2R4 SDSFでは、対象メンバーの存在する「PARMLIB」データセット名を入手し、メッセージ出力などに利用できるようになりました


【対応策(z/OS V2R3 SDSF)】
  • z/OS V2R3 SDSFでは、対象メンバー(ISFPRMxx)が存在する「PARMLIB」データセット名を確認する際、次のような方法で対応可能です。
(方法#1) SDSF初期設定時の出力メッセージ IEE252Iを確認  ※「IEFPRMLB」サービス利用時に出力(z/OS V2R2 SDSF以前は出力せず)
IEE252I MEMBER ISFPRM00 FOUND IN SYS0.PARMLIB
(方法#2) 「PARM」コマンドを実行して「PARMLIB」パネルを表示し、メンバー名を指定した「SRCH」コマンドを実行
※SDSF APAR PI43902 (z/OS V2R1、V2R2)による新機能(z/OS V2R3以降では標準機能)


以上