従来、SDSFタブラー・パネルの「数値カラム」における「0」(ゼロ)表示の輝度は、該当「行」の輝度に一致します。
※該当「行」が高輝度の場合は「高輝度」で表示(これが一般的)
※該当「行」が通常輝度の場合は「通常輝度」で表示 ・・・ 例えば、「DA」パネルの「Pos」カラムが「LO」(論理スワップアウト状態)を示す場合
【z/OS V2R4の変更点】
- z/OS V2R4では、SDSFタブラー・パネルの「数値カラム」にて「0」(ゼロ)を表示する際、該当「行」の「輝度」には依存せず、常に「通常輝度」で行われます。
※z/OS V2R4 SDSF: 「Paging」、「SIO」カラムでの数値「0.00」は、常に「通常輝度」表示 ・・ 該当「行」の輝度には依存せず
※z/OS V2R3 SDSF: 「Paging」、「SIO」カラムでの数値「0.00」は、該当行が「通常輝度」表示の場合に限り「通常輝度」表示
- z/OS V2R4 SDSFの省略時解釈を利用した場合、例外として一部のパネルでは、数値「0」(ゼロ)を「高輝度」で表示する場合があります。
※「PS」(PROCESS DISPLAY)パネル: 「PPID」カラム、「RUID」カラム、「EUID」カラム
【新規PROPERTYによるカスタマイズ】
- z/OS V2R4 SDSFで新しく提供された「PROPERTY」を利用すれば、z/OS V2R3 SDSFと同様に、SDSFタブラー・パネルの「数値カラム」における「0」(ゼロ)を「高輝度」にて表示可能です。
※PROPERTY NAME(Panel.Settings.DisableFieldLevelHighLight),VALUE(TRUE)
※省略時解釈は「VALUE(FALSE)」
- 「PROPERTY」で「VALUE(TRUE)」を明示指定した場合、z/OS V2R4 SDSFでのパネル表示が、z/OS V2R3 SDSFまでと同様に戻ります。
以上