IBM TechXchange Japan Db2 & Database User Group (日本IBM Db2& Databaseユーザーグループ)

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[大盛況] Db2 User Net開催報告

By TERUAKI NIWA posted Wed March 08, 2023 08:25 PM

  

130名を超える参加者とともに、Db2 User Netを開催しました

Db2 LUW 30周年を祝い、3年ぶりに開催されたお客様向けDb2ユーザーコミュニティへ、 130名を超える方々に参加していただき、Db2の取り組みとロードマップ、そして技術情報をDb2開発部門やサポート部門からお伝えしました。
本記事では、その内容の注目ポイントを一部
ご紹介いたします。

Db2 User Net登壇者
Program Director
IBM Canada Software Lab
Alan Lee

日本IBM Data and AI 製品統括 
四元菜つみ

日本IBM Db2 サポートチーム
小田 実
日本IBM Db2 サポートチーム
寺井 佑騎

Db2 LUW 30周年/日本のお客様におけるDb2ご活用とIBMの活動状況

データとAIの製品統括をしている四元より、Db2の活用エリアと各エリアにおけるロードマップをご紹介しました。

1. 30年経った今でも高評価され続けているミッション挑戦なデータベース

IBMでは、ミッションクリティカルなシステムをサポートするDb2への投資を続けており、2022年10月には50を超える最新機能を有するマイナーバージョンv11.5.8をリリースし、現在は次世代Db2としてv12のβ版をご提供しております。

そして、クラウド上での利用をご検討されるお客様もご支援できるように、RAC相当の高可用性構成pureScaleが、AWS上にて、わずか40分でご利用いただける、画期的なオファリングの提供を始めました。AWS以外のクラウドでもご利用ができるように開発を進めております

2.データ分析・データ活用を可能にするデータベース

高速に、そして安価な分析ワークロードのためのDb2の提供、そしてレイクハウスの提供へ

近年需要が高い、蓄積されたデータのさらなる活用に向けて、IBMは、2016年にリリースされた分析ワークロードに特化したDb2のAWSマネージ・サービスを2023年に新たなモデルとして発表しました。このDb2の特徴として、「今までよりも高速に、そして安価に使っていただける」(四元)と語ります。
そして、IBMは現在、
このDb2エンジンを使用して、レイクハウスの開発を進めております。レイクハウスとは、データレイクとデータウェアハウスの特徴を兼ね備えた製品です。大量データの活用を、そしてAI活用の本格化を、IBMのレイクハウスは、必要に応じてエンジンの連携・結合をすることで、全面的にサポートいたします。

3.DXとしてクラウド化を支援するデータベース

上記でご紹介したOLTP処理のDb2、分析ワークロード向けのDb2 Warehouseは、IBM Cloud上や一部AWS上でマネージド・サービスとしてご提供をしております。また、OpenShift上で動くDb2 Uは、AzureやAWSのマーケットプレイスからご利用いただくことができ、お客様がDb2をどこでもご利用いただける様に開発を進めております。

そして、2023年末~2024年始にかけて、Db2マネージド・サービスがAWS上でリリース予定です。AWS上でのDb2ご利用検討をされている方は、IBM営業までお問い合わせください。

Db2開発部門からお話しするDb2最新情報

高可用性を実現するpureScale on AWSについて、Db2開発部門のAlanからご紹介いたしました。
前半では、Db2 pureScaleをAWS上にてマネージド・サービスでご利用するメリットを、後半では、アーキテクチャや機能についての説明をいたしました。

従来のオンプレミス環境では、サイジングを含む事前準備やハードウェアの準備等数週間から数ヶ月必要な期間を、AWS上でのご利用の場合は、わずか40分で入手できます。そして、マネージド・サービスとしての提供であるため、TCOを大幅に下げることができます。
pureScale on AWSでの料金体系やアーキテクチャ等の詳細に関しては、IBM営業までお問い合わせください。

サポート便り~Db2技術情報/日々の運用にご活用ください~

運用に活かすことができると大人気コンテンツであるサポート頼りでは、サポートをご利用いただく上でのヒントや、実際にあったお問い合わせの共有、そしてパフォーマンス問題への対応方法についてご紹介をいたしました。本記事では、一部抜粋してご紹介いたします。

データベースの暗号化と通信の暗号化

データの蓄積と共に、セキュリティへの関心も高くなってきております。
Db2では、データベースの表スペース、ログ・ファイル、バックアップ・イメージの暗号化等、データベース暗号化を行なっております。そして、通信中のデータに対しては、SSLによってクライアント/サーバー間の通信を暗号化することで、安心してご利用いただけます。

バージョンアップ後のパフォーマンス改善

パフォーマンスが低下原因を明らかにするコマンドや、遅いSQLを早くするためのナレッジをサポートメンバーよりご紹介いたしました。それぞれのコマンドの使い方等を資料としてまとめておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

IBMでは、よくあるお問い合わせや、特定のバージョンやフィックスパックで生じる障害問題について、こちらのページにまとめております。

Db2 クイズ大会

Db2 LUWの次期バージョンであるDb2 v12のコードネームは?

40名を超える方々にご参加いただき、Db2に関するクイズ大会を実施いたしました。簡単な問題から、マニアックな問題まで、幅広い知識が求められるクイズで、筆者も楽しく参加いたしました。
なかなか10点を取れる問題ではないと思いきや、高得点者が多く、Db2への製品愛を感じたクイズ大会でした。

しょうこさんの司会進行

本User Netでは、フェイスボットのしょうこさんにUser Netの司会進行を一部担当していただきました。空港や遊園地等さまざまな箇所で活躍の場を広げているフェイスボットには、IBMのAIであるWatsonを活用しており、音声認識や自然言語処理、会話を行っております。
IBMの強みであるAI、そしてAIに必要なデータを貯める
DBに引き続き投資して、お客様の業務をご支援いたします。

Db2コミュニティ登録のお願い

Db2コミュニティの登録をして、最新情報を取得しませんか?
Db2を中心としたIBMデータベースの技術情報やデモ、ハンズオンセッション、お客様事例をご紹介するIBM Database Dojoや、US開発部門やDb2サポートからの技術情報をご紹介するDb2 User Net、そして外部向けに発信しているIBMソリューションブログやQiitaの活動を2022年よりさらに強化して、お客様にお届けしております。
今回のUser Netので使用した資料もこちらにございます。

ぜひDb2コミュニティにご登録お願いいたします。

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