メインフレームクラブ & IBM Z Japan Community

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#183【z/OS V2R5/3.1/3.2変更点】 SDSFデータセット一覧パネルから「SRCH」コマンドによるメンバー探索

By Shigeki Kimura posted 07/10/26 10:50 AM

  

従来、データセット一覧を表示するSDSFパネル(APF、LNK、LPA、PARMなど)では、「COMMAND INPUT」行にて「SRCH member-pattern」コマンド(ISPFのSRCHFORとは異なります)を実行して、該当メンバーの存在するデータセットを特定することが可能です。

 

■APF、LNK、LPA、PARMパネル ・・・ z/OS V2R3標準機能(z/OS V2R1、V2R2はAPAR PI43902で対応)

■PROCパネル ・・・ z/OS V2R3標準機能(V2R2はAPAR PI64206で対応)

 

(構文) SRCH member-pattern (F | NF | ALL)  ※省略時値: ALL

※「member-pattern」には、「*」(文字列置換)、「%」(1文字置換)が指定可能

※Statusが「FOUND」表示の場合、SB/SEコマンドにて該当メンバーを表示・編集可能

 

また、z/OS V2R5で新登場の「SYSP」パネルと組み合わせることで、システム初期設定時に使用されたメンバーをPARMLIB連結データセットから一気に探索し、かつ表示・編集することが可能です。

※「SYSP」パネルで、例えば、「CMD 54」表示の「NP」カラムにて「L」コマンド実行 ➡ 「COMMND54」メンバーを含むデータセット一覧表示(PARMパネル) ➡ 「NP」カラムにて「SB」、「SE」コマンド実行

 

TSO/ISPF環境で、データセット一覧からメンバー探索を行う際、次のような「MEMBER」(省略形: M/MEM)コマンドを使用可能ですが、SDSFの「SRCH」コマンドでは、システム・データセットの連結をサポートしているのが特長です。

※ISPF OPT3.4(ISRUDSL0パネル): Command行 ➡ Mコマンド(M member-pattern)

※TSO ISRDDNコマンド(Current Data Set Allocations): Command行 ➡ Mコマンド(M member-pattern)

 

【z/OS 3.2の変更点】

 

■z/OS 3.2では、データセット一覧からSRCHコマンドによるメンバー探索を行う際、資源を保護するRACF DATASETクラス・プロファイルへのREADアクセス許可を持たない場合でも、対象データセットOPEN時のICH408Iメッセージ出力(ABEND913-38)は抑止されます。

※データセットのOPEN前にSDSFによる独自の権限検査を行うことで、Statusカラムには「NOT AUTHORIZED」を表示

※SDSF APAR PH63179(対象: z/OS V2R5、3.1)適用後も同様(PTF提供: 2024年10月)

 

■意図した挙動変化の事例(PARMLIBパネル)

※「CPAC.PARMLIB」データセットを保護するDATASETクラス・プロファイルへのアクセス許可なし(NONE)

image

 

【考慮事項】

 

前述の機能変更(z/OS 3.2、あるいは、SDSF APAR PH63179)に伴う影響として、「RACF DATASETクラスが非活動」、あるいは、「資源を保護するRACF DATASETクラス・プロファイルが未定義」の場合、SRCHコマンド実行結果のStatusカラムには「NOT AUTHORIZED」が表示され、「FOUND」、「NOT FOUND」の区別ができなくなりました。

※実際には該当メンバーが存在する場合、NPカラムにてSB/SEコマンドを実行することで、該当メンバーを表示・編集可能

※PARMLIB(ISFPRMxx)メンバーにて、「CONNECT AUXSAF(NOFAILRC4)」ステートメントが明示指定されている場合は影響なし(省略時値: FAILRC4

 

■意図しない挙動変化の事例(PARMLIBパネル)

※「SYS0.PARMLIB」データセットを保護するDATASETクラス・プロファイルが未定義

ICH35003I NO RACF DESCRIPTION FOUND FOR SYS0.PARMLIB

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■この不具合事象を解消するには、SDSF APAR PH68738(対象: z/OS 3.1、3.2)の適用が必要です。

※z/OS V2R5には修正策が提供されていません

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■不具合修正の事例(PARMパネル)

※「SYS1.PARMLIB」データセットを保護するDATASETクラス・プロファイルが未定義

ICH35003I NO RACF DESCRIPTION FOUND FOR SYS1.PARMLIB

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【関連情報】

 

■冒頭にも記載の通り、「SRCH member-pattern」コマンド実行時は、オプションとして「F」、「NF」指定が可能です。(省略時値: ALL

※「SRCH member-pattern F」コマンド ・・・ Statusが「FOUND」のデータセット一覧を表示

※「SRCH member-pattern NF」コマンド ・・・ Statusが「FOUND」以外のデータセット一覧を表示(「NOT FOUND」、「NOT AUTHORIZED」を含む)

image

 

  

以上

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