従来、SYS1.SAMPLIBデータセットには、サンプル・プログラム「IEAMDBLG」のソース・コードが提供されており、System Loggerのサービス(IXGCONN/IXGBRWSE/IXGDELET)を使用して、特定レコードのOPERLOGからSYSLOG(ハードコピー・ログ)への形式変換(COPYパラメータ)、特定レコードのOPERLOGからの削除(DELETEパラメータ)処理を行うロード・モジュールが作成可能です。
【z/OS 3.2の変更点】(新機能)
■z/OS 3.2では、「IEAMDBLG」サンプル・プログラムに対する「2042年問題」(TODクロックのオーバーフロー)対応が行われ、IXGBRWSEサービスにて、従来の「STCK」命令の代わりに「STCKE」命令を使用するコーディングに変更されました。
※SYS1.SAMPLIB(IEAMDBLG)メンバーには、「2100年」まで対応しているとの記載あり
■上記変更に伴い、「z/OS 3.2 Upgrade Workflow」(V1)には、System Logger関連の対応として次のような項目(制約事項)が記載されています。
※z/OS 3.2で行われた機能変更に伴い、z/OS 3.1までと3.2では「IEAMDBLG」サンプル・プログラムの「2重管理」を行う必要あり
①z/OS 3.2環境では以前のプログラムが稼働せず、再作成が必要
②z/OS 3.2環境で再作成したプログラムは、z/OS 3.1以下の環境では稼働不可
■「z/OS 3.2 Upgrade Workflow V1」(APAR OA66632レベル)HTML版の公開先(英語版のみ)
【考慮事項】
■機能改善(z/OS 3.2標準機能に含まれる)の結果、前述の制約事項①、②は共に排除されています。
■従って、z/OS 3.2へ移行時、「z/OS 3.2 Upgrade Workflow V1」の「Step 5.2.2」(z/OS 3.1から3.2移行の場合)、「Step 5.2.3」(z/OS V2R5から3.2移行の場合)は、どちらも実施不要です。
※該当ステップの削除は、「z/OS 3.2 Upgrade Workflow」の次回リフレッシュ(更新)時に行われる計画
以上