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IBM Bob で SPSS アンケート分析を劇的に効率化する

By Ririko Ikegami posted 03/23/26 02:58 AM

  

こんにちは。IBM Data Platform Customer Success Engineerの池上です。

日頃からSPSSでアンケート分析を行っているみなさま、こんな悩みはありませんか?

  • アンケートの設問数が多い場合、ラベルを一つずつ設定するのが大変
  • 複数選択肢(MA)の質問は、分析の準備が非常に煩雑
  • 多数のクロス集計を行う際、繰り返し作業に多くの時間がかかってしまう

こうした課題は、IBM Bob を活用することでまとめて解決できます。

本記事で紹介すること

本記事では、IBM BobSPSSを組み合わせて、アンケート設計からデータ収集、SPSS分析まで統合的に処理し、SPSSユーザーの作業を劇的に効率化させる方法をご紹介いたします。

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IBM Bobとは?

IBM Bobは、AIエージェントを中核としたビジネス向け開発支援ツールで、2026324日に正式リリースされた製品です。コード生成だけでなく、要件定義・実装・テスト・ドキュメント作成まで、開発ライフサイクル全体を支援するAIファーストの統合開発環境です。

今回は、IBM Bob(以下Bob)と対話しながらアンケートを設計し、Webベースのデータ収集フォームを自動生成し、さらにSPSSで分析を行うためのシンタックスコードまでをまとめて作成します。


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シンタックスとは?

シンタックス(Syntax)はSPSSのプログラム言語(コマンド)で、GUIでの操作内容をテキスト形式のコマンドとして記述できます。これにより、繰り返し作業の自動化や再現性の確保が容易になります。大規模なアンケートを分析する場合、手作業では膨大な時間がかかりますが、IBM Bobを利用すれば分析用シンタックスを自動生成でき、必要な分析を素早く幅広く実行できます。

実際の操作

初期プロンプトの例

まず、Bobを立ち上げ、モードをOrchestrateモードに設定し、以下のようなプロンプトをBobに入力します。


 1.
昇進試験に意欲的かどうかを尋ねる社内アンケートを作成してください。
 2. 1で作成したアンケートをwebアプリケーションにし、集計可能な形にしてください。
 3. SPSSシンタックスで分析レポートを作成してください
 ※それぞれのタスクの生成物はディレクトリを分けて整理してください。

すると、Bobがタスク全体の計画を立て、内容に応じて最適なエージェントへ順次割り当てながら処理を進めます。

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ステップ1Bobにアンケート設計を依頼(5分)


まず、Bob plan モードに切り替わり、アンケートの要件整理を行います。具体的には、想定する対象者や設問数など、必要な条件を順にヒアリングします。さらに追加の要望があれば、チャットを通じてBobに伝えることで、意図に沿ったアンケート設計を柔軟に行ってくれます。

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最終的に、Bobは以下のようなアンケート設計ドキュメントを生成します。この設計書には、アンケートの概要や構成、分析計画などがまとめられています。

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ステップ2Webアプリの自動生成(10分)


アンケート作成が完了すると、BobWebアプリの構築に進みます。この際、ステップ1で作成したアンケート設計書を自動的に参照し、その内容を基にアプリを生成します。今回は、回答結果をCSV形式でダウンロードできるアンケートフォームアプリ(HTMLCSSJavaScriptベース)をBobに作成してもらいました。

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ステップ3SPSSシンタックスの自動生成(10分)
続いて、アプリで収集したデータを SPSS で分析するためのシンタックス作成を行います。

今回、Bob は分析内容に応じて段階的にシンタックスを生成する計画を提示してくれました。内容に問題がなければ、この計画を承認して実行します。

分析内容に修正したい点がある場合は、ステップ1で作成した設計書を見直したり、計画書そのものを修正したりするように Bob に指示することで、柔軟に内容を調整できます。

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Bob
では以下のような画面でシンタックスの生成が進んでいきます。(中央:シンタックス、右側:Bob とのチャット画面)

シンタックスにコメントアウトを組み込むことで、見出しを付けることも可能です。

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ステップ4SPSS分析の実行(5分)

シンタックスが生成されたら、SPSS を開いてコードのインポートと実行を行います。

■ 実行操作:

  1. SPSS Statisticsを起動

  2. メニュー「ファイル」「開く」「シンタックス」をクリック
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  3. 生成されたシンタックスファイル(*.sps)を選択し、「開く」をクリック
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  4. メニューバーの「実行」「すべて」をクリック
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  5. ワークブック画面が表示されるので、そこで分析結果の確認をします

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本ケースの成果物の全体像については、以下の動画をご覧ください:

また、ここまでの操作の流れはこちらの動画でも確認できます

まとめ

IBM Bob は、アンケート作成からデータ収集、分析作業までを一貫して自動化し、SPSS ユーザーが本来注力すべき “洞察を生む仕事” に集中できる環境を実現します。

ぜひこの機会に、IBM Bob を活用した新しいワークフローを体験してみてください。

最後に、本構成の作成にあたり西牧さんにもご協力いただきました。心より感謝申し上げます。

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