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IBM i 施策 第5弾:IBM i × 生成AIが切り拓く新たな価値と進化へ

By HIROTSUGU HARA posted 04/23/26 08:47 AM

  

2026年4月22日

この2年、IBM i をご利用いただいているお客様の課題に寄り添いながら、段階的に様々な施策を推進してきました。中でも、人材育成とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は特に重要なテーマとして、継続的に注力してきた領域です。

そして現在、生成AI「IBM Bob」のリリースにより、これらの取り組みは新たなフェーズに入りました。IBM Bobを活用することで、後継者育成やモダナイゼーション(システムの現代化)といった課題に、より実効性の高いアプローチが可能になります。

AI時代を迎えた今、IBM iはその価値をこれまで以上に高め、企業成長を支える中核基盤として進化を続けています。
施策第5弾となる本記事では、IBM iの既存資産を最大限に活かし、企業価値を最大化するための「今すぐ使い始められるAI」として、IBM Bobの導入価値とその始め方をご紹介します。
生成AIの登場により、IBM iにおける人材育成とモダナイゼーションは、これまで以上に現実的かつ同時に進められるテーマになりました。

2026 IBM i Marketplace Survey(Fortra社*)によると、IBM i スキルは初めて関心事の第1位となり、さらに第3位にはモダナイゼーションへの関心が挙げられています。この結果は、IBM iをご利用のお客様やパートナー様が、「人材」と「進化」をこれまで以上に重要なテーマとして捉えていることを明確に示しています。
*: 出典 https://power.fortra.com/resources/guides/ibm-i-marketplace-survey-results
 

技術者・開発者の高齢化が進む一方で、高いスキルを持つ人材の新規採用や育成は容易ではありません。そのため、後継者育成への対応は、いま取り組むべき重要な経営課題となっています。

一方で、ベテラン技術者が培ってきた暗黙知や経験、スキルは、企業にとってかけがえのない資産であり、いまはそれらをAIの力で可視化・整理し、次世代へ引き継ぐことが可能なタイミングでもあります。

IBM Bobは、ベテランの知見をAIが理解・整理し、若手技術者へと橋渡しすることで、人材育成とモダナイゼーションを同時に前進させる、いま始めるべきソリューションです。



2. IBM Bobとは何か

IBM Bobは、IBM iの既存資産を理解し、人とAIが伴走しながら開発・保守を段階的に高度化するAIエージェント駆動の開発支援ツールです。
※AIエージェントとは、人間の指示を理解し、自律的にタスクを実行するAIのことです。

 

*ソフトウェア開発ライフサイクル全体のAIパートナー: IBM Bob

IBM Bobは、設計から開発、テスト、デプロイ、保守までをAIで一貫して支援するAIエージェント駆動の開発支援ツールです。RPGを含む複数の言語やプラットフォームに対応し、既存資産を理解・可視化しながら、設計書生成、コード統合、テスト効率化を支援し、人とAIが伴走する形で段階的な改善を進められる点が特長です。

IBM Bobのこれらの機能によって、組織の各層のニーズに応えるアプローチを提供します。

*IBM i ユーザーにとってのAI導入の必要性
    • 経営層: 既存システム資産を活用しながら環境変化に対応し、AI活用による競争力強化を実現
    • ベテラン技術者: 知識や経験を効率的にアウトプットし、ナレッジ蓄積の負荷を減らすことで、生産性向上とスキルアップ時間を確保
    • 若手技術者・新任者: IBM Bobの支援を受けながら開発に参加することで、実務を通じてスキルを習得し、自立を促進すると同時に、新テクノロジーへ挑戦する機会を創出
 



3. AI時代にあらためて実感する、IBM iの価値と進化へ

業務でAIエージェントを活用する場面が増えるにつれ、基幹システムには大量かつ高頻度、そして高精度なアクセスが発生するようになります。同時に、扱うデータには「常に正確で、信頼できること」がこれまで以上に求められます。だからこそ、AIが稼働しても業務を止めない、堅牢で安定した基盤が不可欠です。
IBM i が提供する価値:
  • 強固な堅牢性とエンタープライズレベルのセキュリティ
  • データ整合性を保ち、「誰が何を実行したのか」を説明できる高い信頼性
  • AIエージェントによる大量・高頻度アクセスにも耐える高性能データベース
  • RPG/COBOLの資産を活かしつつ、AI・オープン技術と柔軟に連携可能

これらは、IBM iが長年にわたり基幹システムとして選ばれてきた理由であり、AI時代においてその価値はますます高まっています。

基幹となるビジネス・ロジックはRPGやCOBOLで確実に維持しつつ、変化の激しい領域はオープンソース言語やAIサービスと連携し、AIを使って高速に開発を進めていく。このような「適材適所」のアプローチにより、柔軟かつ現実的なシステムの進化が可能となります。

「つくり直す」のではなく、「継承しながら進化させる」。それを実現できることこそが、AI時代におけるIBM iの本質的な価値だといえます。



4. 今すぐお試しください ― IBM i ユーザーのためのコミュニティーへ

IBM iを使い続けてきたことは、AI時代における大きな強みです。その価値を引き出す第一歩は、IBM Bobに実際に触れてみることです。IBM Bobは、既存資産を活かしながら小さく始められます。

とはいえ、進め方に不安があったり、情報を集めながら取り組みたいと感じる方も多いはずです。IBM Bobの使い方は様々ですので、IBM iユーザー同士がつながり、知見を共有できる学び合う場を用意しています。

情報収集や相談の場として、以下のようなイベントやコミュニティーも開催しています。

  • IBM i Club:IBM iユーザーのためのコミュニティー。「IBM i × Bob ミートアップ」分科会も実施
  • IBM i RiSING:IBM i若手技術者コミュニティ
  • IBM Bobサロン:IBM Bobについて、お客様・BP様・IBMによるリレートーク
  • IBM i World 2026:IBM i最大のオンサイトイベント
  • IBM Bobよろず相談:個別相談の場

例えば、IBM iユーザーのためのコミュニティー「IBM i Club」では、IBM i ユーザー同士が定期的に集まり、最新情報やユースケースを共有し、気軽に相談できます。こういったコミュニティに参加いただき、自社に合ったIBM Bobの活用方法を見つけてください。

はじめは、「まず始めてみること」と「一人で悩まず、つながること」です。今踏み出す一歩が、IBM iの未来をAI時代の基幹プラットフォームへと進化させます。
詳細は、IBM i相談窓口までお気軽にお問い合わせください。

過去の施策も併せてご覧ください。

 

日本アイ・ビー・エム株式会社 
テクノロジー事業本部 
IBM Power & Cloud事業部 
事業部長 
原 寛世 

【IBM i 相談窓口】

久野朗・高橋由記子(ibmicontact@wwpdl.vnet.ibm.com

1 comment
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Comments

04/26/26 10:09 PM

第4弾 のタイトルにも "IBM i 施策" が付いていると、検索した時に見つけやすくて便利かも?と思いました 😉