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日本企業の競争力強化とTCO削減を支援、次世代ERPパッケージ「IBM ERPフレームワーク」開発意向表明

By HIROTSUGU HARA posted Wed October 01, 2025 09:56 PM

  

2025年10月2日

2025年10月2日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、AIと超高速データベースを活用し、企業固有の業務ノウハウを活かした強み(企業価値)を最大化するための新たな基幹システム再構築3つの施策を発表しました。その3つの施策の中核として、日本国内企業向け次世代基幹アプリケーション・パッケージ「IBM ERPフレームワーク」の開発意向表明をしました。今回はその背景、特徴などをお伝えします。
※IBM 天城ホームステッドから望む富士
日本国内の多くの中堅企業では、自社の強みを最大限に活かすため、ERPパッケージを自社の業務に合わせてカスタマイズしています。しかし、カスタマイズには都度ベンダーへの依頼が必要となり、対応に時間がかかるため、ビジネスのスピードが低下してしまうという課題があります。さらに、OSやアプリケーションのバージョンアップのたびに非互換が発生し、その都度膨大なテスト作業が求められることも、企業の負担となっています。
加えて、AI時代に求められるデータベースには、現時点から過去の生データやIoTなどから得られる細かなデータの蓄積が不可欠です。しかし、現在主流となっているオープン系のデータベースでは性能面に限界があり、過去データを削除したり、別のデータウェアハウスに移行する必要が生じています。
こうした課題に対して、IBMが新たに提案するのが「IBM ERPフレームワーク」です。AIとの連携やIBM iの超高速データベースに対応し、セキュリティ、開発効率、将来性を兼ね備えた次世代ERPフレームワークは、中堅企業の基幹業務における課題を根本から見直し、持続可能な運用を可能にする新たな選択肢となります。





2. AI Ready で運用効率性に優れたIBM ERPフレームワーク

IBMが新たに開発する「IBM ERP フレームワーク」は、販売管理、生産管理、経理、給与、ワークフローなど、企業の主要業務を網羅するAIと超高速データベースに対応したERPパッケージです。ソース公開型であり、企業ごとの業務特性やコア・コンピテンシーを反映した柔軟なカスタマイズが可能です。これにより、企業は自社の強みを最大限に活かした基幹システムを構築し、競争力を高めることができます。
さらに、基幹業務に必要なプロセスや業務フローを踏襲しながら、最新のテクノロジーを取り入れることで、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの活用を円滑に進められるように設計されています。これにより、運用効率の向上と業務の高度化を同時に実現することが可能になります。
 





3. 将来まで安心して託せる持続可能なプラットフォーム

「IBM ERPフレームワーク」は、企業の将来を見据え、長期的に安心して使える業務基盤です。単なる業務パッケージではなく、継続的な運用と技術進化に対応できるプラットフォームとして設計されています。
主な特長は以下の通りです:

  • アプリケーションの開発環境には、2025年10-12月期にリリース予定の「AIによるコードアシスタントツール」を活用し、生成AIを用いた高度なプログラムの開発、デバッグ、保守の生産性の大幅な向上を図ります。

  • 外部のSaaSサービスやAIとの連携も視野に入れた構成となっており、IBM watsonxをはじめとする各種AIに対応したLLMやAI エージェントとの連携を効率的に行えるベース技術を搭載しています。チャットを使ってデータベースからレポートを自動作成するなど、周辺システムとのリアルタイム連動が容易に実現できます。

  • 後方互換性のある独自OSで、カスタマイズしたアプリケーション資産もそのまま活用できます。更改時にアプリケーションの修正が不要なため、移行の手間やリスクを抑えることができます。OS自体も将来の進化に対応する長期計画があり、安心して使い続けられます。

  • 高性能かつセキュアな超高速インメモリー・データベースであるDb2 for i は、AIやIoTからの大量トランザクションにも対応可能な統合データ基盤を構築します。AIによるリアルタイム分析を実現し、迅速な経営判断が可能になるとともに、基幹業務とAI分析の両方のパフォーマンス要求に応える、データウェアハウス不要のシンプルな構成で優れた運用効率を実現します。また、ランサムウェア対策を含む充実した様々なセキュリティー対策機能を標準装備しています。ハッキングやランサムウェアに強く、アクセス制御や監査機能も標準装備するなど高いセキュリティーを備えています。

  • IBM Powerは、最新テクノロジーを搭載した常に進化を続ける高性能なハードウェアです。最新モデル「Power11」では、セキュリティーと可用性を兼ね備えたアーキテクチャが採用されており、企業の多様な業務ニーズに対応します。常にIBMは3世代先までの開発計画を公表しており、長期的な安定運用が可能なプラットフォームとして信頼されています。

  • オンプレミス、クラウドまたはその両方を組み合わせたハイブリッドクラウド環境に対応しており、各社の業務システムの特性に応じた柔軟な導入が可能です。
これらの特徴により、IBM ERPフレームワークは“将来まで安心して託せる”持続可能な選択肢となります。





4. 販売からアプリケーション保守までIBM ビジネス・パートナーが提供

IBM ERPフレームワークは、IBMがソース提供することで、企業ごとの業務に柔軟に対応できます。全国のIBM ビジネス・パートナーが、業種・業態に応じた提案から販売、開発(カスタマイズ)、そして保守までを一貫して提供する体制が整っています。専門知識を持つビジネス・パートナーが業務課題を理解し、最適なERP導入・運用をサポートし、導入後も安心して任せられ、長期的な安定運用が可能です。

基幹業務アプリケーションに課題を感じている企業様は、ぜひ「IBM ERP相談窓口」までご連絡ください。IBMとIBM ビジネス・パートナーが連携し、最適なソリューションをご提案します。IBM ERPフレームワークの導入は、2025年末から提供開始予定です。

 

日本アイ・ビー・エム株式会社 
テクノロジー事業本部 
IBM Power 事業部 
事業部長 
原 寛世 

【IBM ERP 相談窓口】

久野朗・高橋由記子(ibmicontact@wwpdl.vnet.ibm.com

【IBM窓口】

このリンクからお問い合わせいただきますと、IBMデジタル・セールス Power製品担当よりご連絡させていただきます。

https://ibm.biz/Bdmjma

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