2026年5月20日(水)に「第5回 IBM Workload Scheduler Meetup」を開催しました。IWSユーザー様とビジネス・パートナー様を中心に、IWS構築の現場からの知見共有や、ユーザー様間でのディスカッションも盛り込まれた現場をリアルに感じられる会となりました。
当日はオープニングから最新アップデート、IWS構築の現場からの知見共有、ディスカッション、グローバルチームとの対話まで、IWSを多角的に理解できる充実したプログラムとなり、大変活発な意見交換が行われておりました。
こちらがタイムスケジュールとなります。

はじめにオープニングセッションが行われました。「他のIWSユーザーとも意見交換をしたい」というユーザー様の声をきっかけにスタートした本Meetupが第5回目の開催を迎え、会場の一体感と広がりを感じる立ち上がりでした。
続けて、IBM 江川および久貝より、分散版・メインフレーム版それぞれのIWSの最新動向について紹介しました。
IWSの最新情報について、IBM 江川からIWS(分散系)の最新情報を伝えました。(以下一部抜粋)
- ワークスペースのマージ:複数ユーザーがDWCを使用し、ワークスペースを使用してジョブを編集する環境において、ジョブストリーム定義の不整合を防止する機能が追加されました。
- 複数ジョブの実行依頼:実行依頼をする際に、複数のジョブストリームをウィザードで選択して実行依頼することが可能になりました。
- 実行サイクルプレビュー機能:グラフィカル・デザイナーでジョブ・ストリームの実行サイクルプレビューを参照できるようになりました。
また、長くこの分野をリードしているIBM 久貝から、メインフレーム版のIWS(IZWS)の最新情報についてご紹介しました。
- エンジンと分散エージェントの接続形態変更:IZWS V10.2とFTAエージェントの接続はv10.2以降でFTAエージェントをzCentricエージェントに変更する必要があります。
- zCentricエージェントのライセンスとして、per jobライセンスが利用可能に。
- IBM watsonx Assistant for z/OS (WXA4Z) にIZWS用のエージェントが追加:IZWSで管理している情報をWXA4Zから取得し、他のシステム管理情報と連携させることができます。
次に、IWS構築の現場から、実際の現場でのIWS事例をご紹介いただきました。
- 日本アイ・ビー・エム・システムズ・エンジニアリング株式会社(ISE)工藤さん
- ベニックソリューション株式会社 圓山様、岩下様
- エヌアイシー・ソフト株式会社 西村様
日本アイ・ビー・エム・システムズ・エンジニアリング株式会社(ISE)工藤さんの、ユーモア溢れるISEメンバー紹介やISE提供サービスのご紹介から始まり、圓山様・岩下様・西村様から、構築時の工夫や現場で直面した課題、その解決方法まで、実践的な知見が数多く共有されました。IWS運用における具体的な設定やトラブル対応のポイントなど、現場からの実践的な知恵が得られる貴重なセッションとなりました。


本Meetupの中心となるディスカッションでは、「IWSのプラグインを使うとしたら、何を使う?」をテーマに、グループに分かれて活発な議論が行われました。
ディスカッションを通して、多くの日本のお客様がFTAをご利用されていることが改めて感じられました。その中でも、「あったらいいな」と思うプラグインとして、皆様たくさん意見を出してくださいました。ありがとうございます。
・マネージャーなどの監視のためにInstanaも使えると嬉しい
・HULFTでファイル転送しているものをプラグインで置き換えたら、ミドルウェアの管理コストが減らせる
・AWS, Kubernetes, Oracle, Ansibleといった実務で利用している技術との連携なら使えそう
・メインフレーム領域では、リソースと密接にジョブが結びついていることからも、ジョブ実行時のリソース配分を自動化できると嬉しい
日々IWSをご利用いただいている皆様ならではの知恵が共有され、非常に学びの多い時間となりました。

最後に、イタリアの開発チームより、プロダクト・マネージャーのMarco氏からはグローバル視点での活用状況や今後の方向性についてご紹介、グローバル・セールス・リーダーのBilquees Kawoosa氏からはIWSとWatson Orchestrationの連携デモが実施されました。デモは、AIに問い合わせることでジョブ状況を確認できるなど、IWSに新たな可能性を感じさせる内容でした。
IWSの開発部門はイタリアにあり、Marco氏は早朝、Bilquees氏は深夜にも関わらずご参加いただきました。ありがとうございました。
今回のIWS Meetupでは、最新アップデートの紹介から、構築・運用現場での実践的な知見共有、ディスカッション、グローバルチームからの最新情報提供とデモまで、あらゆる観点でIWSについて学び、意見を交わすことができました。
今後もIWSユーザー様とビジネス・パートナー様、IBMが一体となってIWSを盛り上げていきたいです。次回も皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。