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Flexera OneでIBMソフトウェアライセンス管理を行う場合に使用するURLおよびポート

By Daisuke Hiraoka posted Tue December 13, 2022 03:03 AM

  

IBMソフトウェアライセンスの管理を行うために、Flexera One with IBM Observability(以降 Flexera Oneと表記します) を利用することが可能です。
本記事では、Flexera Oneを使用してIBMソフトウェアライセンスの管理を行う場合の構成例と、Flexera One を構成するコンポーネント間通信で使用されるURLおよびポートについてまとめます。

Flexera One構成例

Flexera OneをIBMソフトウェアライセンスの管理ツールとして利用する場合、次の3つのコンポーネントが必要です。

  • Flexera Oneインスタンス: ライセンス管理サーバー。SaaSで提供されます。
  • Inventory Beacon:ビーコン・サーバー。配下のInventory Agentから送信されるハードウェア、ソフトウェアのインベントリ情報をFlexera Oneインスタンスへアップロードします。
  • Inventory Agent: ソフトウェアやハードウェア情報を収集するエージェント。ライセンス管理対象となるIBMソフトウェアが導入されたサーバーに導入します。

Inventory BeaconやInventory Agentは、IBMソフトウェアが導入されたサーバーのあるオンプレミスやパブリック・クラウドに配置します。

下図のような構成となります。
Flexera_arch(1).png

コンポーネント間の通信

IBMソフトウェアライセンス情報を収集し管理するために、Flexera One インスタンス、Inventory Beacon、Inventory Agent間で以下の通信が発生します。各コンポーネント間にファイアウォールが存在する場合、以下の通信を許可する必要があります。
図中の矢印の向きは通信の方向を示します。

Flexera_communication.png

各通信の詳細を下表にまとめます。

No. 用途 URL、接続先アドレス ポート
IT Asset Management 認証 https://app.flexera.com/login 443
アプリケーションサーバー接続 https://app.flexera.com/ 443
バッチサーバー接続 https://beacon.flexnetmanager.com 443
インベントリーサーバー接続 https://data.flexnetmanager.com 443
証明書失効チェック http://crl.sca1b.amazontrust.com/sca1b.crl
http://crt.sca1b.amazontrust.com/sca1b.crt
http://ocsp.sca1b.amazontrust.com
80
ビーコン接続 Inventory BeaconのIPアドレスまたはホスト名 80(http)
443(https)

以上がFlexera OneでIBMソフトウェアライセンス管理を行う場合に使用するURLおよびポートです。

参考リンク:
Flexera One Help - Ports and URLs for Inventory Beacons
https://docs.flexera.com/flexera/EN/ITAssets/FIB-PortsAndURLs.htm?Highlight=port

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